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個性が光る三姉妹を育てたよ!

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原爆の日

今日は、原爆の日です。

私が小学生の頃は、8月に登校日が2日ありました。(たしか)
登校日は、戦争についてのフィルムなどを見せられた記憶があります。 そして、私はその登校日がきらいでした。
当時は小学生でも、なかなかきついフィルムや写真を見せられていましたので、夜になるとつい想像してしまい怖くて仕方なかったのを覚えています。

で、私はその登校日で見た映像だと思っていたのですが、もしかしたらどこかで記憶がまざってしまったのかもしれません。
フィルムで原爆投下直後の様子を見たんです。 でも、そんなフィルムが本当に残っていたのか、映画のシーンだったのかよく考えるとわからなくなります。
ただ、白黒のフィルムで人が焼けただれている映像が頭に残っています。その中でも、助けを求めて出た腕を誰かが握って引っ張った途端、ズルっと皮膚が取れた映像が頭に焼き付いて今でも消えません。映画のシーンなのかもしれません。
当時は怖かったし、今でもとてもこわい映像が頭に残っていますが、なければよかったとは思いません。
記憶がごちゃごちゃになっていたとしても、いまだに映像が頭に残るようなものを見せるのは、今の時代「よくない」と言われてしまうことなんでしょうが、わたしは怖くてもそれにつぶされるようなことはありませんでした。

今の子達は、今日が原爆の日と答えられる子がどれだけいるのでしょう。少なくとも、私の時代は広島の原爆は投下された時間までみんな覚えていました。8時15分です。
全校生徒で黙祷を捧げました。
残念ながら、長崎は日付を知っていても正確な時間を覚えていない子は多かったです。漠然と昼前と言う感じでしょうか。午前11時2分ですが私も覚えていませんでした。

戦後70年にあたり、中学でも課題が出ています。テレビやラジオの番組を見て感想を書くようです。 ただ、終戦記念日も小学生になっても言えない子が多い中で、何の感想がかけるのだろうとは思います。
今は、ちょっとでも恐怖を感じるような授業をしてしまうと、文句を言う親もいるのでしょう。
ただ、今の安保反対と叫んでいる子供たちが、どれほど戦争を理解して、安保を理解して、今の世界情勢を理解しているのか疑問はあります。
私も戦争を知らない世代で、正直胸を張って、安保については語れませんし、勉強もしていません。
それでも、高校生の頃、放送部で番組を作成する中で、題材に戦時中の強制労働についてインタビューをするなどアクションはありました。

人間の歴史は戦争の繰り返しですね。戦争を語らなくなるのがいいのか、悪いのかよく分かりません。子供たちには、よく勉強をすることを忘れないでほしいな・・。
声を上げる前に、しっかりと調べようね。しっかりと学ぼうね。人の言っていることが「かっこよさそう」「それっぽい」から同調しているだけにならないで。本当に、色々な声を聞くんだよ。自分から、声を聞きに行くんだよ。と娘たちには言いたいです。

さて、今年はきちんと子供を起こして、8時15分黙祷をしました。三女は「黙祷ってなに?」でした。あー、小学4年生になってそんな質問をされるなんて、親として大事なことを教えていないなと感じました。今年は、9日も15日も子供に声を掛けてしっかりと何の日か考えてもらおう。

今日も空はとっても青いけど、とっても暑い・・。
暑すぎて蝉の声も聞こえない・・。

そういえば、アメリカにいる頃、ニューメキシコ州に行った時、原子力科学館的(National Museum of Nuclear )なところに行ったんです。そこでもフィルムを流していましたが、原爆が落ちた結果、人々がどうなったかについては人数だけがアナウンスされていました。私は、少し人々の映像などを期待していましたが、まったく触れられることはく、どちらかと言うと「おかげで、戦争終わってよかったね」くらいのものでした。原爆はすごいねと言っている感じを受けました。
とっても、モヤモヤしましたね。私達の原爆の日に見るものと、間逆な感じでした。そんな所に日本人珍しいですよね。現地の人は私にドヤ顔だったような気がします。よっぽど、私の頭に残っている映像を見せてあげたいと思った記憶があります。でも、無駄だと思ったのです。なぜか?人種差別的な物を感じたからですよ。 あ、核兵器は絶対になくならないと思いました。
ただ、私の数十年前の記憶なので、やはりへんに記憶が変わっているかも。わたしもひねくれているもので。
ただ、私も含めて、被害にあった部分のほうが自分たちが目を向けやすいから仕方ないですね。真珠湾の日に黙祷しましょうと学校で言われたことはなかったし。

by kidszone_bunkyo | 2015-08-06 14:40 | 子供との日常

個性の違いすぎる三人の娘を育てる母の感じたことを書いていきます。


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