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学校での出来事

 子供が学校へ通っていると、親としてとても難しい判断を迫られる時があります。 要するに価値観の違いというか、教育観の違いというか、どちらが「よい」「悪い」とはっきりと白黒付けられない時です。

 もしかしたらもう一回り外側から見たら意外と簡単に答えを出せるのかもしれないし、一度同じ経験をして通りすぎていれば別の見方ができるということもあります。

 例えば、こんなこと。 A君とBさんがいるクラスで、どうしてもA君は授業中でもBさんにおしゃべりをしたり、ちょっかいを出してしまうとします。 Bさんは、A君のせいで授業に集中できないと親に訴えました。 ただ、この時のBさんがどこまで真剣に訴えたかはそれぞれでご判断ください。
ここで少し、親である私達も自分が小学生だった頃を思い出してくださいね。 A君に似た子供は私達が小学生の頃にも必ずクラスに一人や二人はいました。 私たちはどうしていたでしょう? よく覚えていませんが、場合によっては親に言ったし、先生に言った子もいるでしょう。 別に何もしなかった子もいると思います。

 今回は、Bさんがお母さんに訴えたことで、お母さんもものすごい問題と捉えたわけではありませんが連絡帳で先生にその事を伝えました。 ここで、幾つかの意見が出てきます。

1.先生に連絡帳で訴えるのであればいいのでは。
2.そのくらいのことは連絡帳で言うほどではなくて、本人が先生に言えばいいのでは。
3.自分で、相手に言えばいいのでは。 「静かにして」と。

1.の意見では、ようするに大事にするつもりはないけど、先生が困っている子がいる事実を把握してくれるのなら、いいということですよね。 直接親どうしで解決を図ることは大抵は学校側からやめるように言われているから。 先生に連絡帳を使って気になることを書くのは正しいということです。

2と3は、基本的に子供が何かがあったときに自分で解決能力を身につけるべきだろうという意見です。 親が何でも口を挟むべきではないということです。

3.は親自身が小学生の頃、A君のような振る舞いをする子を子供同士で注意し合ったのでしょう。 そこには、先生に言いに行く子もいるけど、トラブルを恐れない子もいたということですね。

実は、私にはどれが正しいとは言えません。 ただ、今はトラブルを未然に防ごうとする親が多いのも場合によってはマイナスに働くことがあるのではと思います。 親どうしの考え方に隔たりがあると、今度は親どうしのトラブルにも発展しますからね。 「あそこの親はなにもしない」と言った具合に。

今回の例えで言えば、私は子供に「いやなら直接言えば、言えないなら先生に言いなさい」と自分で解決するようにまずは言うでしょうね。
ただ私も以前一度だけ先生に連絡帳を書いたことがありました。 娘が「やめてと言ってもやめてくれない。先生に言うのも怖い」と初めて人間関係で「泣いた」ときです。 この時は、やはり感情が先立ってしまいました。
また、相手が親の間でも噂になる子だったので先入観も働きました。 先生には、「初めて子供が私に解決を求めてきましたので、一度見ていただけますか」と。
先生からは「毎回隣の席になる子から苦情をいただきます。 なんとかいたします。」とありました。
その時は、いつものことなんだと思いました。

ただ、親の意識はそこからあまり変わらなくなってしまうんですよね。 2年経って、今年校外学習で一緒のグループがその男の子ともう一人やはりなんとなく噂になる男の子。 親としては「えっ」と心配しましたが、娘はさらりと「平気だよ」と言います。 実際校外学習もしっかりと終えました。 親が一時期もった感情は長くのこるけど、子供たちは日々その感情が変化していて、また親よりもしっかりと子供同士のことが見えているので、親の歪んだメガネで見たことを子供に摺り込むような真似はしてはいけないなと思いました。

ここで、先の話に戻ると、Bさんも普段はたのしくA君とお話ししていることも多いのでしょう。 ただ、親がついつい、白黒で判断してしまうとそういった中間を見逃してしまうんですよね。 子供は本当のことを知っていますが、うまく親には伝えられません。 子供の言ったことだけを聞いて親が決めつけてしまうのは時にすごく危険なことです。 

こんな場合もあります。 親に本当のことを言えなくなるのは、 親の過剰反応を子供が恐れるからです。 私がそういった子供でしたからよくわかります。 本当はどんな反応をしてくれれば、もっと気楽に本当のことを話せたのかをよく知っています。 本当のことを言いそこねた子供がその後も罪悪感を持ち続けることも知っています。 逆に望まないトラブルを引き起こす可能性も知っています。 でも子供が状況を変えることは小学生には難しいです。 親が気が付かなければいけません。 親は気がついていないだけです。 気がついてくれる親だったらと、子供ながらによく思いました。 

A君とBさんのお話は、ただの例え話ですが、似たような事例はおおくありますよね。 
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by kidszone_bunkyo | 2011-12-04 16:24 | 子供との日常

東京都文京区にある小学生までの子供たちが学習するスペース。英語、国語算数、自習


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