スタディルーム文京 ―こどもの学習スペース

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こどものやけど

 もう、長女が4歳頃の話ですから、かれこれ11年程前の話です。

 祖母の家で、おふろあがりに裸ん坊でてこてこリビングを歩いてきた長女が、ストーブの前で座っていた祖父と、ストーブの間をすり抜けたんです。 お馬鹿さんな娘はおしりを丸出しの状態で、ストーブの前を通り、おしりにしっかりとやけどを作りました。
 周りの大人は、びっくりしていたのですが、当の本人は痛がる様子もありません。でも、おしりはしっかり火傷になり真っ赤で皮膚もめくれてます。 

 私が子供の頃、やけどの治療は母の実家に受け継がれていた昔ながらの治療法。 よく覚えていませんが、油紙にアワだかヒエだか、鳥の餌に使われる穀類みたいなものを、何か加工してのせて、患部に貼っていました。 すごく、昔っぽいでしょ。 今思うと、多分熱を取る効果くらいしかなかったのではと思います。

 祖父母は「オロナイン」というのですが、どうみてもやけどの状態が軽いわけではないので、夜間でしたから日本医大の救急へ行きました。 私も子供のやけどは初めてでしたし、医療の知識もないので病院へ行けばとりあえず安心と思っていました。
 一応、やけどの段階が軽いものはない何か数字かアルファベットかグレードを表す言葉を言ってもらったのですが、覚えがありません。 で、その後の指示が驚いてしまったのですが、

先生: 「では、あしたからお母さんが消毒してガーゼを替えてあげて下さい。」

私: 「え、消毒って何ですればいいんですか?」

先生: 「マキロンとかありません?それでいいですよ。なければ何でもいいし。」

私: 「マキロン? 痛いですよね。」

先生: 「まあ、やけどですし、痛いでしょ。 あと、塗り薬を出すんで、それを塗ってください。」

 次の日、気が付きました。 先生が貼ってくれたガーゼ、くっつかないようにつるつるしたコーティングがされているんですけど、そんなもの家にあるわけがない。 いや、先生だって、そんなもの普通の家庭に常備してないことくらい、想定してくれ!と怒りを覚えました。

 とりあえず、薬局に行って、説明をしてなんかコーティングされたガーゼと、マキロンを買いました。 そして、大量に処方された塗り薬を使い、娘のガーゼを替えようと思ったんです。 

 当然、マキロンをかけた途端、「いたーい~!!」と大泣き。 あまりにもかわいそうでそれ以上出来ませんし、やけどの患部に塗り薬なんてそれこそ痛そうで、素人の私には無理! はっきり、気が付きました。 看護婦でも医者でもないのに、こんなことは私には出来ない!!
そして、若い医者の指示にただ腹が立ってきてしまいました。 (それが、普通なのか、そうでないかの判断もできないし)

 まだ、新米ママの状態の私ですから、知識がなく選択肢を持っていなかったし、夜間の病院で聞くべきことすら整理できていなかったので、その時はもうお手上げでした。

 そして、近くの小児科に電話をして「やけどの処置だけでもしてもらえないでしょうか。」と聞いたところ、小児科先生の旦那様が泌尿器科なんですが外科も兼ねているので、「大丈夫ですよ。」と言ってもらえました。
嬉しかったですし、ホッとしました。

 で、経緯を説明したところ、「あ~、まあ夜間だし、若い子だったんでしょ。 今、やけどに消毒なんて必要ないよ。 マキロンじゃ痛かったでしょ。」 と、あるものをやけど全体に貼ってくれました。 今では市販されてもいる「キズパワーパッド」の大きい版です。 
「これで、中がグチュグチュしてくるけど、お風呂も入っていいし、水も入らないから。 また明日来て。」と言われて、あっといまに処置が終わりました。

 この時初めて出会った治療法で、「傷なんかもこれでいいんだよ。」 と教えてもらいました。 水にもしみないし、跡も残りにくい。 なにより、痛くない。 もう、目からウロコですよ。 

 その後も、子供が擦り傷なんかのひどい状態の時、すぐに先生のところで、このパットを付けてもらいました。
私も、一度自転車で転んで腕が擦り傷で血だらけになり、春日から根津まですぐに送ってもらって、先生に治療をお願いしました。 春日に引っ越しても根津に行くのは、同じ治療をどこで受けられるのかわからないからなんですよね。

 病院により、先生によりどういった治療法をされるのかって、私達には分かりにくいですよね。 素人的には、電話でもなんて聞いていいのか分からないし。 でも、この治療法をたまたまでしたが、まだ子供が小さい頃に知ることが出来たのは、幸運だったなと思います。

 子供を持つと医療の知識ってある程度必要ですよね。 選択肢を広げるためにも・・・、病院で必要なことを聞くためにも。 

 11年も前の、思い出話でした。 そんなに昔の話になったんですね・・。
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by kidszone_bunkyo | 2015-04-30 10:00 | 子供との日常

東京都文京区にある小学生までの子供たちが学習するスペース。英語、国語算数、自習


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